今日は雑談/「おひさまのたまご」を読んで by じゅんか
エルサベスコフを愛するレビュー 続いてすみません。
今日は「おひさまのたまご」
落ちているオレンジの実を見つけた妖精が
「これはおひさまのたまごに違いないわ!」と思うところから始まるおはなしです。
ベスコフの素晴らしいところは めぐる季節が感じられること!
長々とした説明がなくっても!
ようせいは 秋がくると「落ち葉のダンス」を踊り、
冬が来ると 雪降るダンスを踊り
春には「ようこそおひさま」のダンスを踊りますが
夏は あそぶのに忙しくって ダンスを踊っているひまがない、というのもしっくりきます。
そしてこの妖精は、オレンジの実になじみがないのです。
ベスコフの絵は 北海道在住の私には とてもなじみが深い情景が沢山出てきます。
植生が、似てるんですよ。たぶん。
すみっこに描かれた松ぼっくりの感じとか、本当に本当に、丁寧に描かれています。
ところでね。「おひさまのたまご」のなかで、妖精さんが見つけたオレンジは 本当におひさまのたまごなのかもしれない、と思いました。
だってね。おひさまが沢山照るところで、オレンジは実るのですから。
そしてね、「おひさまのたまご」は やってくる次の季節が 楽しみになる本です。
そういうの、うれしいですね。
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Edited by じゅんか 2022/08/27 21:14:35
Last Modified 2022/08/28 22:00:34