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2011/08/22
新刊「放射能とは何か」 by たわふ
放射能とは何か ルドルフ・シュタイナーの世界観から
放射能とは何か」が発行されました。

早速読みました。すぐに読めました。
難解な部分もありますが、現代科学の歴史などの一般的な内容もあり、2011年6月19日という最近の公開講座の文章化ということもあり、著者も日本人なので、読みやすいです。

放射能というものは人智学から見たらどうなのか?これ結構知りたい内容でした。(どうしたらよいかという具体的な行動が書いてあるわけではないです)

また、本書ではじめて知りましたが、シュタイナーが原子力について述べているというのです。おかしいですよね。シュタイナーは1925年に亡くなっているので、原子力(臨界して核連鎖反応を利用すること)は、シュタイナーが生きている間にはまだ開発されていません。まだ、開発されていないものにどうして述べることができるのだろうかと。

人智学は、全体から部分をみるため、現代科学の現状から、次に何を開発するかは予想ができてしまい、シュタイナー自身、実現してほしくないと願っていたようです。

本書を読むと、土星期とか、太陽期、月期、地球期という知識が、なぜ、必要であるのかがなんとなく分ります。(そんな大昔の話なんて意味あるのか!と最初思いますよね)

著者である佐々木 和子さんは、農業講座の共訳をされた方で、ぽっこわぱ耕文舎の「種まきカレンダー」にも、古くから関わっています(本書が発行されたのを知ったのは日本バイオダイナミック協会の半浦さんから聞きましたし)。

放射能という具体的なものの見方から、人智学がどのようなものであるか?どんな考え方をしているのか?という入門にもなっていると思います。具体的なものだけにイメージしやすいのではないかと思います。

本書内で本も紹介されていました。
以下、この本に紹介されていた本を一応列挙。四つのエーテルは耕文舎より、「勉強会などの資料として」発行されて絶版になりました。「不安げな子・寂しげな子・落ち着きのない子(仮題)」を仕入れる際、確認しましたが、やはり再版されていませんでした(2011年8月では、絶版だったが、2011年11月に再販されました)。本書では、入手しにくいことを分っているため、概要を説明してくれています。「四つのエーテル」は読んでいたので、そういう意味だったのかと思いもしましたが、依然として本質の理解には至ってません。また、「植物と人間の生理学における下位の自然と超自然」はまだ幸い入手できることが分りましたので当店で扱うように動いております。(「植物と人間の生理学における下位の自然と超自然」入荷しました。

それ以外の本は翻訳されていません。翻訳してくれないだろうかと個人的には願っているのですが(ルドルフ・ハウシュカってDr.ハウシュカのこと?ではないかと?)。

   

Edited by たわふ 2011/08/22 02:05:26
Last Modified 2011/11/06 00:44:03

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