アトピー性皮膚炎の記事から by たわふ
日本に住んでいると、アトピーはよくある病気と思ってしまいますが、そうではないようです。
こんな記事がありました。
寄生虫感染によってアトピー性皮膚炎が改善 - 群馬大が証明 [2014/08/20](マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/news/2014/08/20/128/
(検索結果をリンクします)
この記事の中に
「アトピー性皮膚炎の発症は先進国で多く、発展途上国で少ないことがわかっており」
との記載がありました。この記事の本題である寄生虫に関してはよく分かりませんが、アトピーが少ない国があるということが普通に書かれていました。
私は「アトピー性皮膚炎の理解とアントロポゾフィー医療入門」という本の以下の引用部分で知っていたのですが、シュタイナー関連の本に書いてあることは、現代科学ではあまり認められていない事だと勝手に思っていたので、ちょっとびっくりしました。
「第二次大戦以降の僅か数十年の期間で、就学児童に於けるアトピー性皮膚炎の発症数は二倍から三倍に増加しました。ところが地球全体を見渡してみると、こうした現象が見られるのはごく一部の地域に限られているのです。例えば私は十年ほど前にルーマニアを訪問したことがあるのですがーーそこはドイツと同じヨーロッパであるにも拘らずーーアトピー性皮膚炎は非常に稀な病気でした。皆様もご存じのように、ルーマニアは冷戦時代に数十年の長きに亘ってソビエト連邦の社会主義を模範として、計画経済が営まれていました。競争原理による圧迫と重圧が強い自由経済の営まれている西側の先進工業諸国に比べて、ルーマニアを始めとする東側の世界に住む人々の生活には余裕があり、規則的な均斉があり、そしてストレスが少ないと言えます。そして、正にこのような社会に住む人々に於いて、アトピー性皮膚炎は殆ど見出されないのです。」(P21〜22より。こちらで前後の文章が紹介されています)
この文章をみると、アトピーがよくある病気ではない。それどころか、地球全体で考えると、アトピーは、ごく一部の地域に限られた稀な病気のようです。先進国だけに見られる現代病といえるのではないかと思いました。
この本によりますと、アトピーの方は以下のような傾向があるようです。
「アトピー性皮膚炎を発症する傾向を持った人間に於ける魂の活動は、人体の頭部付近においてのみ活発です。ですから逆に頭部以外の組織に於ける活動は限定され、低下しているのです。こうして例えば腹部での魂の活動が低下することで、消化機能の低下という問題が生じます(但し、代謝系の組織の中では魂は「眠りの意識の中で」活動しているため、我々はそれを意識することが出来ません)。詰まり、そこでは消化における魂の活動が活発でない為に、消化液の分泌が充分に行われていないのです。そして消化機能が低下することで特に蛋白質の分解が然るべき形で行われなくなります。なぜなら蛋白質は、消化することが最も困難な栄養素だからです。世の中には様々な食物アレルギーが存在しますが、その大半は蛋白質に原因があります。消化に於ける魂の活動の低下が消化機能を低下させ、それが更にアレルギーなどの原因にもなるのです。」(P29より)
まとまりのない紹介になってしまいました。この本を、全般的に紹介するのは難しいと思い、なかなか書かなかったのですが、ニュースや関連あることで思いついた時に、断片的ならば紹介できるかもと、思いつきで書いてみました。
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Edited by たわふ 2014/09/01 20:42:17
Last Modified 2014/09/01 20:50:00