水彩の3色はどれがいいの? by たわふ
現在、当店で扱っている水彩絵の具の3色は、3種類あります。はじめての人には、なぜ3種類もあるの?と思うでしょう。私も思いました。
基本的な3色は、色番01・05・10になりますが、より中間色の表現の幅を広げるのが、三原色6本セットです。でも、6本あるので使うには最初は混乱するかもしれません。
最近になって(最近と言っても、5年ぐらい前?もっと前かな?)、3原色6本を、3色で可能にしたのがゲーテカラー(色番51・55・59)です。(2本づつの赤・黄・青の中間の色から出来ているそうです)
なので、理論的に考えれば、基本の3色よりは、ゲーテカラーの方がよいわけですが、実際、現場で使用されているのは、色番01・05・10(基本の3色)のほうが、現在においても多いと思います(長い歴史で定着してしまったのかもしれません)。
実際の色をみると、ゲーテカラーの単色は、個人的には好きになれないというのがあります(あくまで個人的ですが)。ゲーテレッド(色番51)は、これ赤なの?ピンクじゃないの?と思う色をしています。ゲーテイエロー(色番55)やゲーテブルー(色番59)も、レモンイエロー(色番05)やウルトラマリンブルー(色番10)を見慣れているせいか?すっきりした色には見えないです(あくまでも個人的な見解です)。でも、中間色の表現は多分、ゲーテカラーの方がよい色になると思われます。なので、3色でゲーテの色環をきれいに表現したいと思えば、ゲーテカラーを使用したほうがいいでしょう。(3原色6本の方がさらによいとは思いますが、6本あるので混乱するかもしれませんが)
しかし、決して、基本の3色(01番、05番、10番)がそんなに悪いわけでもありません。
はじめての水彩セットを作るために水彩の先生にご協力いただいたのですが、そのとき、この基本の3色で実演してもらいました。先生は、3原色6本セットを使い慣れていたので、この3本ではたいした中間色はでないだろうと思っていたようですが、案外きれいな色がでるのねと言っていました。
基本の3色は、それぞれの単色が、一般的な赤、黄、青のはっきりした色をしていますので、分かりやすいとは思います。
最終的には、好みになりますので、お好きな3色をお選びください。
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Edited by たわふ 2010/09/23 03:03:26
Last Modified 2010/09/26 19:37:27