子どもの叱り方について by じゅんか
当店取り扱いの本で「子どもの叱り方」という本があります。
この本の良さが 年々しみてきています。
この本は 「叱り方」というタイトルでありながら
「叱り方」の事例がほとんどありません。
お買い求めになる方の中には「ハウツー本」のようなものをイメージされている場合もあるので、そういう意味では期待はずれかもしれません。
でもね、ワタクシ2児の母として 最近すごく実感していることがあるんです。
たとえ「よくあるパターン」であっても
叱るシチュエーションていうのは 「たったいま」「叱るわたし」と「叱られるこども」の間で起こることです。
山ほどハウツー本を読んでも、「たったいま」の「わたしたち」にそのまま応用してうまくいくかは また別の問題です。
「わたし」という人格と気質「こどもひとりひとり」の性格と気質
「そのときの」周囲の環境、色んなことがあります。
となりのおうちのお母さんの叱り方だけをマネしたって あまりうまくいかないのです。
とっつきやすいハウツー本には そういった落とし穴があると思うんです。
この本は 子どもを叱る時に、また叱る前に大人が考えることがらについて書かれています。はじめに読んだ時には それが物足りなく感じました。
でも、それがいいんです。
子育ては 親と子が 色々と手探りで進むからいいんです。
正解がわからないながらも 一生懸命考えるプロセスがいいんです。
何年かたったとき、「あなた」と「こども」の間に いろんな宝物が生まれます。
正解を述べないのは それぞれの正解が 皆さんの生活と 皆さんのこころにあるからです。
この本を手もとにお持ちのかたは もう一度 読み返してみてくださいね!
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Edited by じゅんか 2012/08/28 08:56:46
Last Modified 2012/08/28 09:03:36