ペレのあたらしいふく by じゅんか
先日 お客様と話していまして
羊の毛が 手芸用の羊毛になるまでのプロセスを思い出しました.....。
羊の毛が きれいに ふわふわになるまでって かなり大変なんです....。
今 都市で生活している人にとっては 毎日食べる食事でさえも、どのように作られているかを実感できる機会は少ないと思います。
たとえば 野菜ひとつとっても。種をまくだけで 美味しい野菜ができるわけではないですね。
沢山の手間とお天気と土と.....さまざまがあわさって 毎日の美味しいごはんをいただくことができますね。
でも これを子どもたちに伝えるのって大変!
だって 生活の中に 畑仕事のあるおうち、少ないですものね!
話は飛びますが エルサ・ベスコフの絵本「ペレのあたらしいふく」がとてもおすすめです。
小さな男の子、ペレは 小さいひつじのお世話をしています。
小さいひつじは大きくなるばかりですが ペレのうわぎは短くなるばかり....。
ペレは ひつじの毛を刈って それで上着をつくることを思いつきますが...
ひつじの毛を刈ってから 沢山の人の手を借りて、また 沢山の人のお手伝いをして
ペレのあたらしいうわぎはできあがっていきます。
人は一人で生きていけないし
また 目の前にあるどんなものも 沢山の手間がかけられています。
でも この絵本は全然お説教くさくないんです。
絵がとても かわいくて
そして何より、読み聞かせている大人自身が、子どもに戻ったような気持ちで
わくわくしながら 次の作業へ 次の作業へと進んでいくのです。
どうぞ皆様 ぜひ読んでくださいね!
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Edited by じゅんか 2016/09/01 13:05:08
Last Modified 2016/09/01 13:17:11