親の仕事、教師の仕事 レビュー(4) by じゅんか
著者の竹下哲生さんが言いたかったことはもう一つあると思います。
教育熱心な親は子どもに対して教師のように接しようとし、
そうでない親は子どもに対して友人のように接しようとする....
このような風潮に対する疑問だと思います。
ああ、どちらも わかるなあと思います。
親が子どもに対し、常に教師のようにふるまうのは うまく言えませんが 確かに弊害がある気がします。
同様に 親が子どもに対し、ものわかりの良い友人であるかのようにふるまうことにも、確かに弊害はあると思います。
一方で、親だけが 子育ての責を負わねばならないのか、という問題もあります。
家族のかたちが多様化し、各個人の状況もさまざまです。
親の良識にのみ頼るのではなく、親自身が 育児を担えなくなったときに、社会が歩み寄る手立てを考えることが これからの課題になってくるのかもしれませんね。その可能性についても書かれています。
詳しくはぜひご一読ください。
「親として いかに生きるか」を問われる一冊です。おすすめです。
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Edited by じゅんか 2018/12/19 09:00:28
Last Modified 2018/12/19 15:19:07