ミトク by たわふ
ミトクは、添加物を一切使用せず、選りすぐった材料のみを用いて、昔ながらの伝統的な製法でつくられている自然食品、マクロビオティック食品を届けてきたメーカ。
私の勝手なイメージですが、ミトクといえば、玄米水飴でしょう。
玄米水飴の存在を初めて知たときは、驚いた。
そこまで作るか!?と。(10数年前かな)
なぜそう思うかというと、玄米水飴ではないが、私は玄米糀で味噌を10年以上作り続けた(現在は米糀の味噌だけど)。マクロビオティック(以下、マクロビ)ならば玄米を使用しないと!と思ったからだ。玄米糀を作るのはすごく大変らしい。糀屋さんにはお米を持ち込んで糀にしてくれるところがある。自分の好きな米を糀にして、自分オリジナルの手前味噌が作れるのだ。そんな糀屋さんに玄米を持ち込んで作ってほしいと頼んだことがある。だが、断られた。玄米はヌカ部分があるため、醗酵させるのが難しい。というか玄米にキズをつけるか砕くかして玄米の中心部分を露出させないと醗酵しない。もし、そうしたとしても、醗酵には邪魔なヌカ部分があるので全体に綺麗に醗酵させることはできない。プロからすればやりたくないのであろう。
米飴も多分同じだろう。糖化に邪魔なヌカ部分があるので玄米を水飴にするのはプロからすればやりたくない作業ではないかと思う。また、お菓子などの原材料に水飴ということはあっても、玄米水飴とかいてあるお菓子はほとんどない。原材料に使用されない以上、大量に使われることはほぼないだろう。そんな売れないかもしれない商品を最初につくったのもすごいけど、一般の消費者が買えるだけ量産をしているのが驚いた理由である。(個人的、又は小規模に作っている人はいるだろうけど)
マクロビの甘みといえば、水飴か甘酒なのは知っているけど、実際水飴を使うだけでもすごいと思うのに、さらに玄米水飴を使う人がどれほどいるのか?水飴を玄米から作りたくなる気持ちは分かる。(数年前、私も、玄米と玄小麦から作った)
今まではミトクって、すごいメーカだなあと思っているぐらいだったけど、今回調べてみて、なぜそこまでこだわっているか、初めて気付いた。
昭和42年にボストン在住の久司道夫・偕子(アベリーヌ)ご夫妻から、日本の"マクロビオティック食品"を輸入したいので協力して欲しいとの申し出を受け「ミトク」という社名に変更。その「ミトク」という社名は道夫の「ミ」、偕子(トモコ)の「ト」、久司の「ク」とのこと。(ミトクって名前は、久司先生のことではないか!)
玄米水飴は、玄米せんべいにも使用されている。(玄米せんべい 黒ゴマならば、これだけ食べていれば七号食になるのでは??と思える原材料・・)
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Edited by たわふ 2010/07/01 19:45:52
Last Modified 2011/01/13 11:12:37