もうすぐ七夕(2) by じゅんか
もうすぐ七夕(1)の続きです。
季節は七夕でした。
ですから 我が家のネイチャーコーナーは 七夕でした。
わたしは織姫の人形を作るのに失敗していて.....たしか、織姫の代わりに「羊毛のことりキット」で作ったことりを飾っていました。
だって羊毛のことりは 天女みたいに見えたのです。
彦星も へたくそながら作った自作の羊毛人形...
彦星のそばには クリスマスのネイチャーコーナーのために作っておいた「牛」を流用して使っていました。。
それを眺めているうちに、「じゃあ 人形劇をしよう」と思いました。
彦星と織姫が恋に落ち、
毎日遊んで楽しかったこと
不意に会えなくなってしまったこと
でも いつの日にか きっとまた会えること
細かい語り部分は即興でイメージして、心の中でザっとさらいます。
段ボールを伏せて
アイロンをかけた布をかけて
少しずつお人形を並べて
「ねえ なにしてるの?」
「もうすぐ おはなしをするよ」
この子は 私がほんの時々やる人形劇をすごく楽しみにしていましたから、
わたしが布にアイロンをかけているだけで
人形劇が始まるのに気付いて 段ボールの舞台の前で待っていました。
人形劇にシルク布をかけて 息を整える頃には うちの子と その子が並んで待っていました。
ろうそくを灯して
「おはなし おはなし はじまるよ」を歌って
本当に ゆっくりと 淡々とおはなしをしました。
「おりひめとひこぼしは また会える日をたのしみに 暮らしています。おしまい」
ろうそくを消すその瞬間までを今でも思い出します。
本当に気休めだったとは思いますが 七夕の近づくこの季節には 何度も何度も思い出します。
皆さんもよかったら ぜひトライしてください。
このときに悔やんだのは 準備が甘かったこと。
即興は本当に賭けなので、できれば前日までに練習をしておきたいです。
このときは なんとかやり切りましたが、途中で文章が飛ぶとかなり焦ってしまうのでご注意ください。
人形をできるだけゆっくり動かすと良いのですが、案外集中力が必要なので、人形をどう動かすか、どう語るかはあらかじめ練習していた方がなお良いです。
七夕のお話はのっていませんが、人形劇に初めてトライする方には「はじめての人形劇」もおすすめです。
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Edited by じゅんか 2018/06/25 11:14:44
Last Modified 2018/06/25 12:32:44