親の仕事 教師の仕事 レビュー(2) by じゅんか
ホントに私事で恐縮なのですが、私の母は父子家庭育ちです。
6歳の頃、お母さんが長患いの末に亡くなったのですね。
その頃は戦後まもなく 家にお金はなく、寝たきりのお母さんのための病院代も大変らしかったのです。
母は 病気のお母さんが寝ている姿しか覚えていません。もちろん家事も、育児もできなかったでしょう。
でも そのお母さんが亡くなったとき、おばあさん(死んだお母さんにとっては姑)が「ずっと寝ていてもいいから、お前には生きていて欲しかった」と言って大泣きしたそうなのです。
病気のお母さんは 冷静に見れば 家事もできず、育児もしていません。
でも、母の生まれ育った家庭では 病気のお母さんは 大切な人だったのです。実際お母さんが亡くなった後は 病気のお母さんに尽くしていた兄たちがケンカばかりするようになり、落ち着くまでは大変らしかったです。うちの母はもうかなり高齢ですが、未だに「お母ちゃんが生きていてくれたら」と何度も何度も思ったと言います。
究極を言えば 親は生きてさえいれば満点かもしれません。
反対に、親にとって子どもも 多少の欠点があったとしても「元気でいてくれれば 十分だ!」と思う瞬間は何度もありますね。
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Edited by じゅんか 2018/12/19 08:10:17
Last Modified 2018/12/19 15:05:58