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2017/10/06
ひびきの村の公開講座「口腔の神秘の扉を開く」の個人的なまとめ by たわふ
ひびきの村の公開講座「口腔の神秘の扉を開く」に参加してきました。
https://www.facebook.com/events/1881101178820061/
https://ameblo.jp/hibiki-no-mura/entry-12313965778.html

二日間の日程でしたが、1日目は参加できず、2日目のみ参加しました。
普段何気なく、食べたり、しゃべったり、呼吸している「口腔」=「口からのどまでの空洞部分」についての講座でした。

子どもの歯の生え変わり」の内容をベースに色々なお話がありました。
私が気になるところをまとめてみましたが、私が勝手に独断と偏見で解釈しているところもあるでしょうし個人的な考えなども書いてますので、正しいかどうかは分かりませんので、参考程度にしてもらい、関連する本を読んで確認してもらった方が良いと思います。実際、まとめる際に色々な本を読みなおしました。
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●歯の生え変わりには順番があり、
6歳臼歯(6番目の歯)が最初に生えてきてから1番・2番の前歯が生え変わるのが一般的で、最近は、6歳臼歯の前に、前歯が先に生え変わる子どももいるそうです。
その後は、犬歯(3番目)、小臼歯(4番目、5番目)が生え変わり、最後に12歳臼歯(7番目)が生えてくる順番です。大人になって(20歳前後)親知らず(8番目)が、生えます。
すごい昔、原始人・類人猿までさかのぼると、6歳臼歯(6番目)、12歳臼歯(7番目)、親知らず(8番目)が先に生えてきてから前歯とか小臼歯が生え変わったそうで、現代に至るまでに順番は変わっているとのこと(時代とともに、生え変わる順番が違うとは興味深いですね)。

●子供の内部の成長過程にはエーテル体(時間有機体)による個人差があり、小学校低学年では同じ学年に最大20ヶ月の内部成長の差があるので、年齢や体の大きさなどでは判らないものです。歯の生え変わりを観察することにより、子どもの内部成長(魂的・霊的な発達)を直接観察でき、特に大切な9歳の危機の時期が分かることができます。

●前兆はあるが、親はなかなか捉えにくい9歳の危機
乳歯(3・4・5番)と
永久歯(前歯1番・2番が生え変わり&6番(6歳臼歯)が生える)が同じ数(12本ずつ)になる期間は、
「魂の静止期」(8歳半から10歳くらいまで)
と呼ばれている。子供の個性と遺伝による身体の戦いが均等に達する。
「「魂の静止期」の開始」を知ることで9歳の危機を迎える前に子供と親との貴重な時間をたいせつに過ごしたいものです。
「「魂の静止期」の開始」から、僅か1年半〜2年の期間に
9歳の危機=「「魂の静止期」の終期」がきます。

●乳歯列はとくに柔軟性がありエーテル体が優位に働いている。

●動物には歯並びが悪いことはない。ヒトにだけにある(歯並びが悪いのは遺伝的な要素もある)。

●現代社会では狭窄歯列の予防には3歳児までの自我機構の介入をなるべく少なくする必要がある。(各種情報端末からの回避)現代人の口腔の狭窄化は自我機構の強すぎる介入による。→口腔という空間の維持の必要性

●幼児期のオイリュトミー療法の歯列育成への有効性

●口腔はヒトが自我をコトバに変換し響かせる「魂の神殿」である。口腔という空間が健全に保たれることにより、ヒトは自我の発露である言語や声をその内部で自由に響かせることができる。自我機構はその「コトバ」を生み出すために、身体の成長に必要な力(エーテル体)を犠牲にする。→歯列の狭窄化・不整を生じる

●幼児期における切歯縫合(顎間骨の消失)による、上顎前歯の前方への成長が人類特有に認められる現象である(動物にはない)。これには自我機構の影響による言語能力の獲得が影響している。

●5音階と7音階

●自我意識の発生する場(視神経交差、錐体神経交差、動脈交差、口腔など)にはレ二ムスケートがある。(軟体動物や昆虫には、レニムスケートがない)

●「澱粉が体内で役立つ作用を展開すべきであるならば、それは変化させられねばならない。その澱粉は、口腔内で(唾液中の)プリアチン(Amylase)と混ざることによって糖に変化する。
澱粉の変化がプリアチンによって行われる時、このプロセスは人間の中の、第二章で自我機構と称されたものの領域で起こることの境にある。この領域(味蕾と前口蓋粘膜)で、外から摂取されたものが最初に変換される。ブドウ糖は、自我機構の領域内で働くことのできる素材である。ブドウ糖は自我機構の中にある、甘さの味覚に相応する。」(GA27 8章2節〜5節)
「このように物質の領域では糖の存在するところで自我機構を見出すことができる。糖の存在するところには自我機構がある。
つまり糖の発生するところでは、人間以下の(植物的、動物的な)身体性を人間的なものへと方向づけるために、自我機構が現れる。」(GA27 8章8節)
歯の生え変わり」の深読により、言語能力の獲得と歯列狭窄の関連性を理解するとGA27の理解もさらに深まる。
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細かいところは再度確認しないとと思いながら確認できていない状況ではありますが箇条書きにまとめてはみました(他にも色々あったように気がしますが)。
GA27とは日本語訳では「アントロポゾフィー医学の本質」のことです。GA27を知らない人の為に説明すると、
「本書は、本来、医師に向けて書かれた書物であり、ルドルフ・シュタイナーの最後の著書であり、また唯一の共同執筆による著書である。イタ・ヴェーグマンが初版の序文で述べているように、シュタイナーは彼の死の三日前まで本書の推敲を行っていた。つまり彼の哲学の本質が、この本の中に収められていると言えよう。(中略)本書の翻訳は最高度に難しかったが、医学関係のシュタイナーの書物の中でも最重要の本であるゆえ、多少読みにくくとも原文通りに正確に訳すことを旨とした。全訳が出来上がった後も、半年以上かけて三名の医師とともに最初から訳文を見直した。」(「アントロポゾフィー医学の本質」訳者後書きP179〜184より)
残念なことに、今現在、出版社で在庫切れになっており絶版状態です(出版社に問い合わせると「再版予定は決まっていないが再版しないとも決まっていない」という状況です)。

個人的には、歯の生え変わりで、目に見えない身体(エーテル体とかアストラル体とか)の成長が或る程度分かるのとのことで、実際子供の歯の観察しようと思った。5から7への変化があるというのは、数字の神秘というか、5の意味、7の意味が歯にもあるとは面白い。

自我と糖についてのことが気になっていたのに質問するのを忘れた。農業講座を読み直すと、農場それ自体1つの有機体で、自我力が根から吸収されて、植物を正しい重力の働く方向に成長させていくとあり、植物の炭水化物が糖に変換される(自我?)のだろうか??(「自我が炭素の中に生きている」と書いてあるし)とか思ったりした。農場には自我形成力が必要とかは覚えていたんだけど、糖との関係は忘れていた。

これをまとめるために色々な本を読みなして、こんなこと書いてあっただろうかと読み直すたび思うが、今回もやはり思ってしまった。シュタイナーの本では、深読は必要だと毎回思う次第でした。

   

Edited by たわふ 2017/10/06 02:23:08
Last Modified 2018/08/24 12:49:08

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